未来への啓示
鎮魂の歌が人影のないクレモナの街に染み渡る。
それは未来への啓示でもあるかのようだ。
家内の友達の娘さんでイタリア在住のバイオリニスト横山令奈さん(バイオリニスト横山亜美さんのお姉さん)が、新型コロナウイルス感染が猛威を奮っているイタリアのロンバルディア州クレモナの町にある高さ112mの鐘楼で市民を慰安するためにアベマリアを演奏されました。警察や行政の協力を得て実現したそうです。人影が消えた街に感涙と感謝の声が巻き起こりました。涙が止まらない。
これは死者への鎮魂歌でもあり、感染症に怯える市民へ心の安寧を届ける歌でもある。そして未来を啓示するものである。
果たしてコロナ後の世界に待ち受けている世界はどのような景色をしているのだろう。そこでは人々はどのような音色を聴くのだろうか。
コロナ後の世界は平和で心豊かな世界であって欲しいと願う。
そして1日も早くコロナ感染が収束して欲しいと祈るのみ。